Doll‥ ~愛を知るとき


樹がストーカー‥?

そんなこと、信じられるわけがない‥

そんなこと‥

でも‥、まるで籠の中の鳥のように、彼は あたしを外に出すことを嫌っていた。

あたしを洗脳するかのように、樹だけを見させるようにしていた。


あたしには身寄りが無いって‥。


─ オレ以外に、愛波を引き受けるヤツは見つからなかった ─


樹は、そう言っていた。


なのに、刑事は あたしに家族がいると言った。

明日、検査結果に異常が無ければ、その家族が迎えに来るって‥。


あたしには、家族なんていない。


─ イヤだよ‥


── 樹‥


 
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