Doll‥ ~愛を知るとき
シーンと静寂が辺りを包んだ。
さっきまで聞こえていた音も声も、聞こえなくなった。
「誰なの?鍵を開けてちょうだい。」
先生は、またドアをノックした。
何分くらい経っただろ、ほんの僅かな時間だったかもしれない。
先生が何度も言葉掛けをしているうちに、ドアは開いた。
─ どうして‥?
あたしが思うと同時
「なんで?!」
史恵が叫んだ。
開いたドアから、顔を真っ赤にした玲央と歌穂が出て来た。