Doll‥ ~愛を知るとき
 

浩也との結婚が決まって以降、度々 彼の母親が店に来るようになった。

以前は、よく顔を出していたけど最近は遠ざかっていたと、パートのオバサンが教えてくれた。


朝美さんは、一年前から この店にいる。

浩也の母親とは、親しく会話をしていた。

「朝美ちゃん。」

浩也の母親は、彼女をそう呼ぶ。

そして、あたしのことは「愛波さん。」って呼ぶ。

距離感を感じさせる態度が、受け入れられていないことを痛く認識させていた。


 
< 266 / 666 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop