Doll‥ ~愛を知るとき


深く甘いkiss‥。

全身を熱くさせるkiss‥。


「‥んっ。」

自然と漏れてしまう声を樹は またkissで塞ぐ。


夕暮れの潮風は冷たく、あたしの腰まで伸びた髪がサラサラと揺れる。


樹は、唇を離すと

「たまんね。愛波(エナ)、帰ろっか‥。」

って、言った。


「うん‥。」


ギュッと抱きしめられたまま、あたしは頷いた。


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