Doll‥ ~愛を知るとき
路肩に車を停めて、公園のベンチに座っていた。
いつも、その場所で30分ほど待っている。
この時間帯は、夜の予約の仕込みで厨房は忙しい。
だから、浩也が家に電話を掛けて来ることは無かった。
仮に掛けて来ても、買い物していたと言い訳が出来る。
愛翔に会えればバレてしまうけど、その時のことまでは深く考えないようにした。
また酷いことをされる。
そんな怖さは否めない。
だけど、「会いたかった」と正直に話すつもりだった。