Doll‥ ~愛を知るとき
手のひらに乗った小さな切り抜きは、ロケットの幅に合わせるように両端が折れ曲がっている。
そこに写っている体操服らしき姿の女子高生を、じっと見つめた。
「え?あたし‥?」
写真の中の女の子は、あたしだった。
そのことに気付いて、とてもビックリした。
樹は、ちょっぴり照れたように笑うと
「正解。」
って、言った。
「こんな写真、いつ撮ったの?」
肩まで伸びた髪をツインテールに結んで、ぎこちない笑顔のあたし。
「覚えてない?オレらの引退試合でさ、みんなで撮ったじゃん。」
「あ‥。」
その言葉で当時のことを思い出した。