Doll‥ ~愛を知るとき
翌朝、アラームで目覚めた彼は、仕事に行く準備を始めた。
あたしは、お布団の中で その様子を見ていた。
樹は、あたしを起こさない。
「愛波は寝てろ」って言う。
朝食は、トーストやシリアルで済ませるし、お弁当は あたしの気が向いた時に作る。
樹は普段、外食だから。
「樹‥。」
「ん?」
「今日、海に行きたい‥。」
「そっか、帰ったらな。それまで待ってろよ。」
「うん。」
仕事着に着替えて、ケータイと財布をポケットに突っ込み、樹はあたしの傍に来た。
そして、唇にチュッてkissをして仕事に出掛けた。