手に入れたいのはお前だけ。
【 由side 】
閉じていた目を開けて、俺はベッドの上でため息をついた。
さっきまでのやり取りを思い出して、再びため息がもれる。
保健室で仮眠をとっていた俺は、誰が喋ってる声が聞こえて眠りの途中で目を開けた。
聞き間違えるはずがなかった。
間違えなく、千澄と奏太の声だった。
なんで千澄の制服が濡れたんだ?
それから、話を聞いてる限りでは奏太は先生にまで手を出してたんだな。
寝ているだけでいろんな情報が俺の頭に入ってくる。
ふたりが一緒にここに来たのはなんで?