手に入れたいのはお前だけ。
「というか、なんか制服変わった?」
「え?」
顎に手を当てて、美喜ちゃんがあたしの制服をマジマジと見つめている。
え、なんかあたしのとちがう?
「あ、リボンの刺繍の色だ」
「え?あ……」
夏服の制服は白い生地で、赤のリボンが付いているんだけど。
あたしたちの学年カラーが緑なのに対して、このリボンの刺繍は青。
………一つ上のカラーだ。
さっきまでは着ることに精一杯で気づかなかったけど、これ先輩の制服なんだ。