手に入れたいのはお前だけ。
あたしの前まで来ると何も言わずに何かを置いて、そのまま教室を出て行った。
なに……?
机の上には、二つに折りたたまれた紙。
『今すぐ、3階の空き教室にきて』
そう書かれていて、あたしは呼び出されているんだということがわかった。
また、何か言われる?
でもあたしはここに、一人で行かなきゃいけないんだ、きっと。
ーーーかなり気が重いな。
行くしかないんだよなあ。
はああと息をはいて、あたしは空き教室に向かう。
もちろんひとり丸腰で。