夢蝶 ~なによりも大切なもの~

私は、自分でも気づかないうちに

大地の隣に行き、

綺麗な金髪を撫でていた。


大地は、驚いた様子で私の顔を見た。


『大丈夫だよ。我らが清瀧…でしょ?
私、分かったんだ。やっぱ清瀧が、1番だ。世界No.1なだけある。清瀧より、強いところはないよ。清瀧は最強だよ。』


軽く微笑んで、大地の横に座る。


「……やっぱ、柑奈は強えなー。」

『ふふ、伊達に夢蝶やってないからね』



そのあとは、

お互い、肩に頭を預ける形で

寄り添って寝たんだ。


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