夢蝶 ~なによりも大切なもの~
「…女の子狙うなんて最低だね?」
「卑怯なことしかできないんですか?」
影から出て来た5人の中の2人が言う。
……って、あいつらじゃん。屋上の。
うわぁ、上きて良かった…。
「な、なんだよてめえら!?」
男の言葉に前にいた4人がニヤッと笑う
そして、後ろからコツコツと
足音を立てて前に出るやつ。
……金髪だ。
「…………清瀧。俺らは清瀧だ。
わかったら失せろ。」
昼とは大違いの、ドスの効いた低い声。
そこからは、殺気もでていた。
……って、清瀧!?!?
あいつらが!?
あーだから、なんたこと見覚えのある
顔だったんだ。納得。
これ、関わったらいけない奴だな。
明日から、気をつけよ。