夢蝶 ~なによりも大切なもの~
金髪の言葉で逃げ帰って行く男たち。
それをみて、清瀧の5人組は、
満足気に帰ろうとしていた。
…ちょっとまて。女の子助けろよ。
服、結構破られてるし、
帰れる状況じゃねーだろ。
あいつらの前には出たくねえけど…
女の子のためだ。…しゃーねーな。
ここまでは、上出来だったのに…。
私は、ため息をつきながら
キャミの上に着ていたカーディガンを
脱いだ。
寒いからって余分に着てきて良かった。