年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)


「デブ専の性欲処理に付き合わされた娼婦か」


 今日も鎌谷はカップに直接粉を振り入れて俺様コーヒーを作った。だから毎日微妙に濃さが違うのだが、今日のはヤケに濃い。


「いいご身分だな、ボンボンは金で解決出来て」
「お金なんてもらってない」


 処理だけで私を抱いたなんて思えないし、思いたくもない。今日の鎌谷は突っ掛かる。


「じゃあ何なんだよ」
「由也くんのこと悪く言わないで」
「女を三十路直前にポイ捨てした奴を庇うのかよ」
「由也くんには由也くんの事情が」
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