年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)
「ちょっ、あんた余所の旦那さんを奪っていいと思ってんの?」
「先輩声が大きいですう♪」
彩乃は私を廊下へ引っ張り出した。ズルズルと自販機の前まで引きずられる。
「じゃあ、契約取るのに体売った訳?」
「それもありますけど、カッコイイじゃないですかあ」
「奪う気じゃん」
「奪おうなんて思ってません。お借りしてるだけですう」
「借りる……?」
「はい♪」
彩乃は廊下にある自販機に小銭を入れた。肩より長い髪、大きいカール。男受けする容姿。
「だって上手ですよお?、既婚者って」
「何が」
「女の子の扱いです、デートにしてもプレゼントにしてもツボを押さえてるというか。勿論エッチもですけど」
「だからって」
「どうせ飽きちゃってちょっとしたらお互いポイ捨てですもん、パートナーがいる男の方が後腐れないですからあ」
彩乃は缶コーヒーを二つ買って1本を礼だと言って私にくれた。モテる女の子ならではの悩みだろうか。独身男性だとしつこく結婚を迫られるとか。
「体だけの関係ってこと?」
「体だけじゃないですけどそんなとこです」
「先輩声が大きいですう♪」
彩乃は私を廊下へ引っ張り出した。ズルズルと自販機の前まで引きずられる。
「じゃあ、契約取るのに体売った訳?」
「それもありますけど、カッコイイじゃないですかあ」
「奪う気じゃん」
「奪おうなんて思ってません。お借りしてるだけですう」
「借りる……?」
「はい♪」
彩乃は廊下にある自販機に小銭を入れた。肩より長い髪、大きいカール。男受けする容姿。
「だって上手ですよお?、既婚者って」
「何が」
「女の子の扱いです、デートにしてもプレゼントにしてもツボを押さえてるというか。勿論エッチもですけど」
「だからって」
「どうせ飽きちゃってちょっとしたらお互いポイ捨てですもん、パートナーがいる男の方が後腐れないですからあ」
彩乃は缶コーヒーを二つ買って1本を礼だと言って私にくれた。モテる女の子ならではの悩みだろうか。独身男性だとしつこく結婚を迫られるとか。
「体だけの関係ってこと?」
「体だけじゃないですけどそんなとこです」