年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)
 中に通される。あちこちにドレスや小物、ブーケが飾られ、更にテンションが上がる。


「どれか気になるものはございましたか?」
「やっぱりショーウインドウの……」


 入口を振り返り、見る。ノースリーブ、デコルテの部分はシースルー、ウェストからギャザーが入っているもののスレンダーなドレス。自分のお腹回りを撫でる。私には似合わないかもしれない。そんな不安を他所に店員さんはショーウインドウのドレスをマネキンから外した。


「着てみましょうか」
「へ、や、無理」

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