年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)
 そしてその週の金曜日、私はボストンバッグを抱えて産婦人科に出向いた。待合室にはお腹の突き出た妊婦さん、赤ちゃんを抱えて退院するご夫婦がいた。私はその幸せそうな姿を盗み見ながら、コソコソと階上のナースステーションに行った。案内されたのはガランとした大部屋、患者は私一人だった。渡された入院着に着替え、その時を待った。






< 280 / 600 >

この作品をシェア

pagetop