年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)
午後は固定先を回る。私の担当はコンビニ。コンビニ本社を幾つか回りながらコンビニ店の品揃えをチェックする。オレンジミルクティ、うちのヒット商品。この冬からはペットボトルでホットも売り始めた。甘すぎって言ってた癖に、由也くんは疲れた時にこれを飲むって言ってた。
直帰して自宅に返る。部屋を見渡す。いつものワンルーム。いつものキッチン。お揃いのマフラー、箸、マグカップ、湯呑み、フリース。タンスを開けてお揃いのパジャマを見た。あんまり泊まらなかったからパジャマは新品に近い。親に心配かけたくなくて、あんまり外泊も出来なかったんだろうな……。
「別れたらどうしよう、これ」
捨てるのも悲しい。かと言って置いとくのも虚しい。馬鹿が付くぐらいお揃いにして、別れるなんて考えもしなかった3年間が滑稽に思えた。
直帰して自宅に返る。部屋を見渡す。いつものワンルーム。いつものキッチン。お揃いのマフラー、箸、マグカップ、湯呑み、フリース。タンスを開けてお揃いのパジャマを見た。あんまり泊まらなかったからパジャマは新品に近い。親に心配かけたくなくて、あんまり外泊も出来なかったんだろうな……。
「別れたらどうしよう、これ」
捨てるのも悲しい。かと言って置いとくのも虚しい。馬鹿が付くぐらいお揃いにして、別れるなんて考えもしなかった3年間が滑稽に思えた。