続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
「・・・・で、そのバックにぶら下げてあんのが防犯ブザーって訳?ったくどんだけ心配なのよ・・・・まったく」



茜ちゃんが呆れたようにあたしのトートバックにぶら下げてある防犯ブザーを指さして呟いた



「蓮兄らしいじゃん、莉子ちゃんのことがよっぽど心配らしいね」




クスクス笑う玲奈ちゃんは今日はちょっと暑いせいか髪はポニーテールにしてローウエストで切り替えのある水玉模様のピンクの膝丈ワンピースにミュールを履いている




茜ちゃんは真っ白なシャツにボーダー柄の黒のミニスカート、胸には黒いサングラスをさりげなくかけて・・・なんだか大人っぽい




あたしはと言えばTシャツにジーンズのショートパンツにミュールを履いてきて・・・・



色気の欠片もないってこのこと・・・・なのかな?




でも、二人の視線が痛いんですけど・・・・



「Tシャツにショーパンでも莉子ちゃんが着ると妙に色っぽいよね・・・・」



「ほんとほんと!スタイルの良さが際立つっていうか・・・あたしには真似できないわ!」




なんて・・・・ふたりのお褒めの言葉を背に受けて駅前で待ち合わせをしてよく晴れた日曜の
午前10時女三人繁華街を歩いてます



あんまり女同士で買い物なんてしたことがなかったあたしは今日のお買いもの・・・・




実はかなり楽しみにしていて、一番のメインのお買いものをすっかり忘れていた




「さあ!さっそく下着売り場に行くよ」




茜ちゃんの言葉に何故下着?って疑問が浮かんだけど・・・・そうでした!



今日はあたしの勝負下着とやらを買いに来たんでした!



あたしは慌てて茜ちゃんと玲奈ちゃんの後を付いて走って行った







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