続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
第12章
「今夜は一人でいたくないの・・・・傍にいてほしい」



あたしの言葉に目を見開いて驚く蓮



普段のあたしならこんな言葉は絶対言わないだろう



後から考えると自分でもなんでこんな言葉が口から出たのかがわからないけどそれくらいこの日はひとりでいたくなかった




「ふっ・・・・わかった今日は莉子が寝付くまで傍にいてやる」



そう言ってくしゃっと頭を撫でる蓮は柔らかく微笑んだ



あたしは蓮の言うとおりシャワーを浴び終えるとすぐリビングへ向かう




リビングに入ると蓮はテレビを見ていてあたしの姿を見るなり手招きをして傍に呼んだ




「じゃあ寝るとするか・・・」




そう言うと蓮はあたしの手を繋いで二階へと向かう




蓮はあたしの部屋に入るとそっとベットに寝かせてくれた




そっと髪をかき分けると額に触れるようなキスをしてくる蓮




「もう・・・大丈夫だ・・朝までこうして傍にいるから安心しろ」



にっこり微笑んでベットの傍らにしゃがみ込む



でも、あたしは温もりが欲しくて蓮のシャツをぎゅっと掴んだ



「蓮・・・・ぎゅってして・・」




あたしの言葉に蓮の頬が赤みを帯びたように感じた
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