続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
「莉子、あの女ども俺がシメテきてやろうか?」




「へ・・・?」




「お前も気付いただろ?俺がなんだかんだ言われるのは別に慣れてるからなんともねえけど莉子が色々言われんのは我慢できねえんだよ」




そう言ってあたしの頬を優しく撫でる蓮



そんなあたし達が海岸を歩いていると聞こえてきた蓮への女の子の声



かっこいい・・・イケメン・・・・




そして、抱かれたいって声と同時に聞こえてきたあたしへの罵声の数々




ブスじゃん・・・たいしたことないし・・・




なにあの女?ちょっと生意気




なんで見ず知らずの人にこうも言われるのか本音を言えば頭にくるけどいちいち気にしてたら
身がもたないし・・・あたし、意外と慣れてるから平気だったりするんだよね




まあ・・・・全く傷つかないってほど鈍感でもないけど言っても仕様がないって解ってるから
あえて何も言わないってのが得策だったりするんだよね




「蓮・・・・あたしは平気大丈夫だよ、いちいち気にしてたら頭剥げちゃうしね」




おどけたように蓮に言い放つと苦笑いを浮かべてあたしの頭をくしゃくしゃっと撫でた




「でも、何かあったらいつでも言えよ・・・莉子に何かする奴は俺が海に沈めてやる」



口角を上げると蓮は不敵な笑みを浮かべながら呟いた




海に沈めるって・・・・蓮なら本当にしそうだなってふと思うとなんだか冷や汗が流れた

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