続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
「慎坊ちゃん!遅くなってすまないねえ・・・・こっちの紙袋に入ってるのが焼きそばとおにぎりで、クーラーボックスに入ってるのがアイスキャンディーだよ、かき氷って思ったんだけどアイスのほうがいいかと思って勝手に変更してしまったんだけど・・・・・大丈夫かねえ坊ちゃん・・・かき氷の機械が壊れててね~」




「春さん、ありがとう暑い中すまない・・・アイスでもかき氷でもみんなどっちでも大歓迎だから大丈夫だよ美帆も暑い中ありがとな」




慎ちゃんが家政婦さんの傍に行くと傍らにいた女の子の頭をくしゃくしゃっと撫でた



美帆ちゃんと言う女の子は慎ちゃんの何気ない仕草にほんのり赤くなった



黒髪のショートカットの髪型がよく似合う瞳のくりっとした小柄な女の子



中学生くらいかな・・・・可愛い、これはもてるかも・・・



「そうかい・・・・そりゃあよかった、美帆・・・それはこちらに置きなさい」




家政婦さんの春さんと言う70代位のおばあさんは柔らかい笑みを浮かべると慎ちゃんに向けて微笑んで女の子に向かって荷物を置くように促した




「「「「ありがとうございまーす」」」




「「「龍音寺さんも!ありがとうございます」」」




皆のお礼の声が海岸に響き渡った



春さんという家政婦さんは慎ちゃんが来たときだけ別荘の家政婦をしているらしく小さい頃から龍音寺家の家政婦をしているベテランなんだとか・・・



美帆ちゃんと言う女の子は春さんの孫で今は夏休みなので海の家を手伝っているらしい





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