続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
御飯を食べ終わってすぐ部屋に戻るとなんだかどっと疲れが出てしまってソファに倒れ込むように寝そべる




海は楽しかったけどネックレスを無くした衝撃が大きすぎて・・・




あたし、かなり落ち込んでるかも・・・





そんなあたしの様子に気付いたのか蓮は黙って隣に座ると優しく髪を撫でてくる



不思議と蓮に髪を撫でられるだけであたしのざわざわしていた心が穏やかになっていく




「心配すんな・・・・たとえネックレスが無くても莉子の母さんは自分の娘のこと忘れてたりしねえ、長い間逢ってねえから初めは誰だかわかんねえかもしれねえけど必ず思い出す・・
俺はそう信じてる、だから安心しろ」



蓮はあたしにそう言うと触れるようなキスを頬にしてきた



蓮が信じてるのに娘のあたしが動揺してるのは駄目だよね



あたしはいつも蓮に元気をもらってる気がするな・・・




「ありがと・・・蓮」




そっと体を起こして蓮を抱きしめた




愛おしさが溢れだすようで抱きしめずにはいられなかったから




「どうした・・・急に」



「ううん・・・なんでもない、蓮・・大好き」




あたしがそう呟くと蓮は背中に回した腕により一層力を込める



あれっとあたしが気が付いた時には体に感じる浮遊感



「ひゃ・・・れ、蓮どこ行くの?ちょ・・・ちょっと待って」




「風呂に決まってんだろ一緒に入るぞ!」



そう言いながらすたすた歩いてお風呂場へと直行な蓮













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