続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
あたしは時が止まったかのような感覚で慎ちゃんの言葉を何処か遠くで聞いていた



頭の中は真っ白で痛いくらいに拳を握りしめながら片手は知らず知らずのうちに下腹部へ・・



お腹をゆっくりと撫でながら耳を傾けていた



「紗枝子さん・・・比呂美さんの大ファンでさ先月アメリカへ行ったとき偶然町で比呂美さんをみかけて思わず撮影しちゃったらしくて、サインもらおうと駆け寄ろうとしたら隣に蓮君がいたらしくて・・・驚きのあまり声もかけられなかったって」



それから我に返った紗枝子さんは二人を追いかけたんだけど二人は腕を絡ませてマンションへと消えて行ったらしくて・・・・




「莉子ちゃんのことが頭に浮かんでそれから色々調べたらしくって・・・比呂美さんと蓮君
一緒に住んでるみたいだって・・・・・」



一緒に住んでる・・・・って



同棲してるってこと?



蓮・・・・・どうして?



「紗枝子さんから聞いて耳を疑ってさ・・・これはどうしても莉子に伝えなきゃって思って
家まで押しかけちゃったんだけど・・・・莉子?」




「え・・・・なに?」




「なにって・・・・莉子、泣いてる・・・」




慎ちゃんに言われるまで気が付かなかった



色々なものが込み上げてきて涙が溢れて止まらない・・・・そこに映し出されている蓮は・・




満面の笑みを浮かべて幸せそうで、あたしに向ける同じ笑顔をその人に向けていた
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