続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
「莉子・・・・ごめん、やっぱり言うべきじゃなかった本当にごめん」




「ううん、慎ちゃんが悪いんじゃないもん・・・きっと慎ちゃんが言わなくてもマスコミとか第三者から伝え聞いてたと思うしだから今日慎ちゃんから聞いて・・・・あたしよかった」



そう答えると苦笑いしながら慎ちゃんはそっと抱きしめてくれた



蓮とは違う男物の香水の香りがする



まるで駄々をこねた子供をあやすように背中をそっと撫でてくれている



あたしはそんな慎ちゃんの胸にそっと頬を寄せた



なんだか心が折れそうな今日は誰かに寄り添っていたかったってのが本音



誰でもいいって訳じゃないけど・・・こうして安心できるのは幼馴染の慎ちゃんだからだと思う



相変らず涙が溢れて止まらないあたしの涙を慎ちゃんは指でそっと拭った



「俺・・・・この話を紗枝子さんから聞いた時・・・東條君は・・蓮君は莉子の手を離したんだから俺の物に出来る!咄嗟にそう思ったんだ」



慎ちゃんはあたしの髪をそっと撫でると再び話し出す



今までに無いくらい熱い瞳で見つめる慎ちゃんにあたしは少し戸惑っていた




「この話をしたら莉子が悲しむってわかってるのに・・・・わかっているけど俺はズルくて汚い人間だからこのことがきっかけで二人の仲が壊れればいい・・・そうすれば莉子は俺のものに出来る!・・・そう思う俺を莉子は軽蔑する?」



慎ちゃん・・・・?



「ねえ・・・・俺にしとけよ・・・俺は莉子を悲しませたりしない」




大きな手をそっと重ねるとぽつりとそう呟いた
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