続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
「俺・・・・正直言ってどうしたらいいのかすげえ悩んでんだよ、だって一年もの間莉子に

逢えねえなんて・・・・お前の顔見れねえなんて、触れることも声を聴くこともできねえなん

て俺・・・気が狂ってどうにかなるかも知れねえ」




「れ・・・・蓮・・・・・」



「でも、そう思う反面俺の気持ちとしては哲也さんの申し出受け入れて男として認めてもらい

てえ・・・・って気持ちが半分を占めてる・・・莉子?」




「ぐすっ・・・・なあに?蓮・・・ひっく・・・」



「お前、目・・・・真っ赤だぞ?ったく・・・」



頭をくしゃくしゃっと撫でると再び抱きしめてあたしの背中をぽんぽんと優しく叩いた



それだけであたしの心が穏やかになるのを感じる


あたしは蓮が何処にも行ってほしくなくって背中に強く腕を回した



「俺は・・・皆に祝福されて結婚してえんだ、哲也さんにも俺の親父にも皆に祝福されて結婚

してえ・・・莉子に笑顔でウエディングドレスを着てもらいたい、わかるか?」



蓮に抱きしめられたままあたしは黙って頷いた



離れたくない・・・・ってのはあたしの我が儘だってのはわかってる



蓮の言うこともわかるけど、あたしは不安で押しつぶされそうになる自分に不安でしようがなくて・・・・




こんな自分・・・こんな弱いあたし情けないけどその日のあたしは蓮の胸の中でただひたすら



泣いていて困らせてしまったようで蓮は苦笑いを浮かべて溜息をついていた



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