赤糸~新撰組の飼いがらす~



――ドォンッ




凄まじい爆音をたてて、『何か』がすぐ傍にある角から飛び出してきた。


目にも見えぬ速さで。




「なっ…」



反射的に一歩後ずさる。



飛び出してきたそれは、向いにあった壁に勢いよく衝突した。


その衝動に驚いたように、砂煙がもくもくと舞いあがる。



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