あなたから、kiss
「まあ、花さんのことだから、俺がいなくなってみないと…わかんないかもしれないですね。」
どこまでも…自信たっぷりで。
いつも言い切ってしまうから。
いつも…、そう。惑わされてしまう。
見透かされていることは…分かっていた。
「……だから、言っておきます。いつか、貴方に追い付いて……。振り向かせて見せますから 。……予言?」
「ふっ…、ナニそれ…?」
「もう、試すのはやめます。3度目の…正直。……伝えるだけです。」
雨宮くんは、一歩一歩…ゆっくりと近づいて来て。
目の前で、足を……止めた。
予感が…確信に変わる。
きっと私は…。
もう、この人を…好きになっている。
年上だとか、年下だとか…
損得、駆け引きも…なく。
ただ、この人に……見ていて貰いたい。
本当の自分を。
もっともっと…知ってもらいたい。
純粋に。
この人といる空気が…
共有できる感性が…
好きだから……。