あなたから、kiss
雨宮くんが、「無理ない」って言うのには…、



若いから、

興味がないからって、決めつけて来たことを…露呈された気がした。



こうやって話してみると…、

全てがそうじゃないのに。




ちゃんと夢を持っているし、女性を傷つけない言葉を知っている。

地に足がついていて…、こうして、対等に向き合うことだってできてるじゃないか。


見透かされて…いたのかな。

たかがバイトだって…、どこかでそう思って来たことを。





「……覚えてるよ。…忘れる…はずがない。」



そう――…、



忘れられるワケがなかった。



ただの…バイト。


私のことなど、何も知らない癖に…。



妙に大人びたコだと思った。




あの日から……、



私は、あなたを避けるように過ごしてきたから――…。
















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