君の隣でいつまでも


鈴マ「旭くん…鈴を…
あのこの隣にいてくれてありがとう。

引き出し、なにか言ってたわ。

これ、家の鍵よ。
入って見ていいわ。

私ね、鈴に手紙をもらったの。

だから、私は鈴の死を受け止める。

鈴の想いを無駄にはしない。絶対に!」


俺は言葉も出なかった。

ただ、流れる涙を拭うことなく、
呆然と立っていた。

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