君の隣でいつまでも


葬式は静かに終わり、人々は別れた。

俺は空を見上げた。


『鈴?見ているか?
俺、お前がいねぇと意味がねぇよ。』


俺の頬に一粒の涙が流れた。

『情けねぇよな…ごめんな、鈴…。』


俺は言っていた言葉を思い出した。

『ひきだし…引き出しだ!』


俺は、鈴の家へ向かった。


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