天体観測の夜は月に願いを…
背中に回された腕が一層熱を帯びる。
伊織はその瞳に怪しい光を宿して、甘く私の名を呼んだ。
祈織「み・さ・き」
その声だけでとろけそうになる。
おでこに、まぶたに、頬にチュッと愛おしそうに触れる。
そして唇に優しく落とされる。
美咲「・・んっ」
祈織「美咲、口少し開いて。」
美咲「ん??? ふぁっ、んん~」
祈織は顎に手をかけ少しだけ口を開かせると噛み付くように下唇を
吸い、今度は舌を美咲の口の中へ差し込むと、更に奥に有る彼女の
甘い舌を捉える。
首の後ろに回された手は、逃げることを許さないように動かない。
彼の舌を優しく絡ませ、吸い上げ、時には激しく我が物のように貪った。
美咲「あっ、んっ、・・・・んあぁっ、・ふぁっ。」
祈織「・・みさき、・みさき・・」
私を呼ぶ祈織の声が頭の中で響いてる。