それでも僕は君を離さない
そして私は彼の腕の中で熱くなった。

ゆっくりと愛されて感じることだけでクタクタになった。

「奈々、目を開けて。」

「起きられない。」私はモニョモニョと言った。

透吾さんは私の背中に何度も優しくキスした。

「どうしてほしい?僕にどうされたい?」

「もう何も。充分です。」

「僕はこうしたい。」

彼のキスは余りにも甘美で

私は全身の隅々までしびれた感覚になった。

「透吾さん、もう許して。もう終わりにして。」

「奈々、いつまでもやめられない。どうする?」

「気絶したい。」

「したくても、しそうで、そうできない状態を限界までやる。」

私にできたことはただうめき続けることだけだった。

< 48 / 126 >

この作品をシェア

pagetop