LIFEー世界でたった一つのものー

「…戻らなきゃ。」

しばらく突っ立ったままだったあたしはボソッとつぶやいて歩き始める。

雨の中とぼとぼと重い足取りで歩く。

ホテルは近いはずなのに、とても遠く感じた。
道行く人たちも突然の雨に慌てて雨宿りする人や上着を羽織って走っていく人。
< 273 / 297 >

この作品をシェア

pagetop