LIFEー世界でたった一つのものー

「まあともかく。」

女性は男の子を大きな声で呼んで立ち上がると、あたしを見ずに言った。

「二度と来ないで。あんたのことなんて、もう忘れたも同然だから。」

それだけ言い残し、女性は男の子の手をひいて消えた。

あたしはしばらくそのベンチに座っていた。
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