不良蝶女
私が「ありがとう」と言うとみんなが微笑んでくれた。
あの時以上にあったかくて、優しいまなざしだった。
これが、今度こそずっと続いてくれるんだろうなと思うと嬉しかった。
理「それでな、お前をここに呼んだのはこいつらに会わせるためってのもあるんだけど、クラスのことともう1つお前に用があってのことなんだ。その用こいつらがいなくなってから話すから。」
嵐「えぇぇ!気になるじゃん!僕たちもいていいでしょ?」
理「だめ。ごめんな。お前らの仲間でもあるんだけどちょっとあってな。」
嵐「すぐ終わらせてよ?」
理「わかったから。つか、タメ使ってんじゃねぇよ。敬語を使え、敬語を。」
嵐「はぁい、わかりましたー。」
理「ったく。んで、クラスの件だが、普通のクラスだとお前らのせいでまともに授業ができないっつうことで、お前ら「蓮龍」たちは1-Sにいってもらう。」
海「わかりました。当然、蝶さんも一緒ですよね?」
理「あぁ。じゃないとお前らなんか起こしそうだからな。んじゃ、お前らとの話はここまで。もう出てけ。」
しぶしぶ私以外の幹部たちは理事長室を後にした。