幽霊ナイト
――
次の日の昼休み。
わたしは今日も屋上に向かっている。
あの後幽霊は前のようにただ立っているだけで、襲ってこなかった。
そのことも湊君に何でか聞こう。
何でか分からないけど、湊君を信用出来る。わたしはそう確信していた。
湊って名前と、うちの制服着ているからこの学校の人。それだけしか分からない人なのにね。
わたしは屋上のドアを開けた。
ドアを開ける時、隙間から光が洩れてくる。
「今日もいい天気」