彼女を好きなワケ 【逢いたい~桜に還る想い~・番外編】
───俺の前でヘラッと笑う、この一ヶ谷蒼志は、
出席番号順に座ってた入学したての頃、席が近くて何となく話すようになり。
その後の席替えでも、見事にいつも近くで、くされ縁のように友達になったヤツだ。
しかし………。
こいつはチャラッとした喋り方で阿呆なように見えて、意外にさらっと勘が鋭いことを言い出すからあなどれない。
杏崎のこと、勘づいてたのもそうだけど………。
ヤバいな俺、そんなに顔に出てたのかなぁ??
出さないように気をつけてたつもりなのに……まずいな。
“誰にも知られちゃいけない秘密の恋”───なんて言ったら、聞こえは格好いいけれど。
現在進行形の俺の恋愛事情は、誰かに知られたら、おしまいだから───……