星に願いを..
「あっごめんね」



謝りたいのは、こっちだよ。
貴方からの、ごめんなんて聞きたくなかった。


一瞬にして、悲しくなる言葉だよ。


私達は、それから一言も喋らず、長い道をとぼとぼ歩いた。




「ねえ…」
重い空気を、掻き消すように私は口を開いた。








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