キミのイタズラに涙する。
「なんかあれね~なんだかんだ隆平くん?
を中心に決まってくのね」
私はお母さんに色々話していたから
みんなの事を知っている。
顔は写真でしか見せてないんだけどね。
「そうかも~
なんかさ、隆平は全然そんな気ないんだろうけど
みんなのリーダーみたいな感じなんだよね
きっと何も考えてないんだろうけどさ
それでも気付けばみんなをまとめてるんだよ」
「へぇ?」
「な、何、お母さん!!」
お母さんは私の言葉を聞きながらニヤニヤしている。
「いや、沙良がこんな事言うの珍しいなぁと思ってね
隆平くんのことよく見てるんだなって思ったのよ」