キミのイタズラに涙する。


「私が2人きりにさせてあげようか?」


「うーん……たぶん2人きりになっても

緊張して話しはぐらかしちゃうと思うんだ

だからなんだろう……きっかけがあればいいんだけどな」


「難しいね」


それに、簡単に言いだせない理由はもう一つある。


「ねぇ、もし私が隆平に告白してフラれたら

やっぱり元の関係には戻れないよね?」


理由はこれだ。

今まで友達だった関係を別のものに変えようとすること。


それはうまくいかなければ当然崩れてしまう。


「それはないと思うよ」


すると、後から私達の話を聞いていた満くんが

そう言った。

< 147 / 349 >

この作品をシェア

pagetop