キミのイタズラに涙する。


「最初は全然意味が分からなかった


けど隆平が、いきなりポケットから花火出してきて

花火やり始めたんだよ、火付けてさ。


すっげぇ焦って、お前バレたら退学になるぞ!って言ったら

死ぬ覚悟があるならそんなん気にせず

何でも出来るだろ?って言われて、その通りだと思ったんだ。


このまま死んで終わるんだったら

まず思いっきり楽しいことしてからがいいって


隆平がいなかったらたぶん今の俺はいない。

俺はその時、アイツに教わったんだ。

生きてれば楽しいことをいくらでも作り出せるんだって。

だから沙良ちゃん、そんな事言っちゃダメだよ」

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