キミのイタズラに涙する。


これなら天国でも退屈しない。

きっと誰かにイタズラを仕掛けては笑うだろう。


3人で手を合わせる。

私は、語りかけるように隆平に言った。


「ねぇ、隆平

隆平は私のこと、好きだったの?


好きだったら好きだって言ってくれれば良かったのに

それも隆平の優しさだったのかなあ。」


私の言葉を2人は静かに聞いている。


「すごい仲良い友達は手、繋ぐなんてウソついてさ

でもさ……あれは、私も騙されたフリしちゃったから

お互い様ね」


彼は今、私の言葉を聞いていてくれてるだろうか。

隆平は今笑ってるだろうか。


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