キミのイタズラに涙する。


その日から、アイツはクラスの人気者のクセに

俺の所に来ては必ず毎日話しかけてくるようになった。


別に、こんな事されて

人を信用するわけでも

嬉しいわけでもねぇけど


机にうつむいている時間よりは好きだった。


しかし、そんな事は長くは続かない。



「つかさ、最近思ったんだけど

塚越さ、田辺と一緒にいるの意味分かんなくね?」


ダメなんだ。


「な、なんであんなのといるわけ?

同情?」


俺はもう、決められた暗い道を進んでいくしかないんだって


「まぁ、そうだろ。

アイツいるとさぁ田辺に色々仕掛けらんねぇよな」

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