先輩×後輩
「うっ…ぐずっ…」


人の目なんか気にしないで、泣きながら走りつづけた。


「しゅっ…くっ…」


あたしは近くの公園のベンチにすわった。



俊くん最低



あたしより萌華さんをとるんだ



親の言うことは聞かなきゃだめなんだよ






頭の中にはいろんな気持ちがあったんだ。


あのとき―…

俊はあたしのもになるの

そう、萌華さんが言ったのは婚約のことだったんだね…



「さくら?」


「え…」




ねぇ、これが運命なのかな?


こういうことを運命っていうのかな?

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