SWEETPAIN~冷たい旦那サマは副社長~
「向日葵の花を…」




「向日葵ですか?」




「向日葵の花束を頼む」




「向日葵一色では寂しいと思いますけど、カスミソウもご一緒にいかがですか?」




カスミソウ?
店員は白い小さな花が沢山ついた花を一輪手に取って、俺に見せる。


その花がカスミソウらしい…


「なんでもいい…お任せします…」



「予算はどうされますか?」



俺は早く店から立ち去りたいのに、花束一つ作るのに予想以上の時間がかかった。




「…3000円で…」




「かしこまりました」




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