みつばちとはちみつ
「お前・・もしかして、あれは 間違い
だったから 忘れたいって 言ってるとか
、思ってる?」
「思ってる・・・だから 忘れたいんだ
って・・」
寝たままの私を 引っ張り、向き合って
座る。
「全然、違う!バカ!」
「な、なんで?怒鳴らないでよ。」
「お前、俺が お前の事を そんな風に
扱うと 思ってんのか? どんだけ 大事に
してきたか・・」
「だって・・忘れたいとか、後悔してる
とか・・昨日だって、つきあうかって
しか 言ってくれないし・・」
「つきあうって事は、好きって事だろ」
「・・じゃあ、何を 忘れたいの?」
「だから・・ニナの事 待てなかった自分の 欲というか・・本能というか・・何 1人で 発情してんだよ!っていう 大人気のなさが・・すっごく恥ずかしいんだよ!」
「・・じゃあ 後悔って・・」
「お前の 心の準備、待てなかった事。」
「・・・そうだったんだ。」