みつばちとはちみつ


「そうだよ!わかったか?全く!・・・で、忘れるの?昨日の事」


「・・・忘れない・・マサ兄も、
忘れないで・・全部 覚えてて・・」


「・・・よし!出るか!このままここに居ると また・・な。」


「え?出るの?じゃあ なんで わざわざ
ホテル 入ったの?」


「お前が 忘れるって 言うなら また忘れられないくらいの事 してやろうかな・・って」


「言ってる事 めちゃくちゃだよ?私の気持ち 待たなくて 後悔したって言ってたのに!」


…ヒロ君 そっくり。この 後先考えないで 行動しちゃうとこ…よく それで ヒロ君の事 叱れるよね…


「後悔してるけど、忘れてほしくないんだよ!その体も、心も もう俺のものだ
って、自覚してほしいの!そうじゃないと 明日から 学校 行かせられない!」

「学校?なんで?」


「俺は ヒロみたいに みんなの前で
宣言できないからな。だから ニナ自身
を 信じるしか ないんだよ・・
あ〜・・・本当、大人気ないな、俺。」

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