みつばちとはちみつ
「ん〜!だめ! だめだ!今日は もう ガマンだ!」
柾樹が 急いで 離れる…
「もう 帰らなきゃ遅くなる。帰さなきゃ
・・鎮まれ、俺!」
1人で ぶつぶつ言ってる 柾樹に ぷっと
笑って…私達は クルマに 乗り込んだ。
「もう少し、時間 大丈夫?・・新奈の
顔・・ヤってきました!って 顔・・」
「ヤっ・・⁈ うそ!」
「たぶん 親なら わかると思う・・」
「・・1〜2時間位 大丈夫。今日は 遅くなるかもって、言ってるし・・」
「なら、どっかに クルマ停めようか」
途中 コンビニで アイスとコーヒーを買い、河川敷の近くに クルマを停めた。
「おいし〜!これにして正解!
一口、あげようか?一口だけ。」
アイスのおいしさに 感動してる私を見て
柾樹が 微笑む。
「高校生の顔に 戻ってきたな。さっき
まで 女だったけど。」