みつばちとはちみつ


「なんで くう?そんな事したら ヒロ君
怒るよ? それに、大丈夫。もう充分
わかってるから。柾樹だけのものって。
でしょ?柾樹も、だよね?」


「当たり前!」


少し 苦しい位の ぎゅう。私 幸せだ…


「・・そろそろ、帰らなきゃ、だな。
明日、 学校だし・・」

「あ、私 休みだった。代休。」


それでも、タイムリミット…
毎日 会えないのが 悲しい…


本当に くうが 羨ましく 思える…
くう…たぶん 心配してる。
帰ったら 電話しよ。


そうして、私を送り、時間ができたら
すぐ 会いに来ると 言い残し 柾樹は 帰って行っちゃった…


家に入り、すぐお風呂に入る。
まだ柾樹の 感覚が 残っている体に 恥ずかしくなりながら 。


のぼせそうに なって、ふらふらしながら
部屋に戻り、ベッドに倒れる。


このまま 目を閉じて 眠ろうか…と思っても 目を閉じると 柾樹との事が 思い出され とても 寝れない!


あ!くう!……電話しよ!

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